2019年度

11月25日、坂出市の沙弥島、万葉会館で開かれた中西進先生の講演会「わたつみ(海神/海若)」に会員5名が参加しました。沙弥島は柿本人麻呂が長歌を詠んだとされる万葉集のゆかりの島です。先生のご両親は香川県出身で、「私の心の根源には香川がある、顔も香川顔でしょう」と満員の会場を沸かせ、「わたつみ」の語を詠み込んだ歌の背景をひもときながら、海は芸術の源泉になったと展開、香川県の歴史を振り返る際には海と人との関わりに思いをはせて欲しいと。場を変えてのコーヒータイムで、一同、「先生のように90まで元気で活動できるよう頑張ろう」と気合が入り、松浦様(専22英)は「お目にかかるのは初めて、ちょっと誇らしい気分になりました」。3年ごとに瀬戸内の島々や港で開催されている瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)が評判です。皆さん、見に来てください。

              (大16生 西山 淳子)

 

 

平成29年度

 826日(土)、丸亀市にある大名庭園、中津万象園の「懐風亭」で支部会を開きました。園内の美術館で開催されていた「星野富弘 花の詩画展 in 丸亀」を鑑賞がてら集まった参加者は7名。久しぶりの再会を喜び、季節の御膳を頂きながら歓談しました。富弘展は5年ぶりの開催でしたが、初めての方も多く、星野さんが語りかけるやさしさと愛がこもった詩・画に感動し、うるうる状態に。園内を自由に散策した後に、海を見ながらコーヒータイム、ゆったりと時間を楽しみました。次回も元気に集まろうねと誓い、散会しました。後日、小豆島の藤井様から、「脚が心配だったけれど、大丈夫。むしろ出歩いたことが心配を払拭できてよかった」とのお電話があり、健康上の都合で外出を躊躇される方も多くなる中、心強いお言葉でした。          (大16生 西山 淳子)

 

 

平成26年度

1123日、高松市にある栗林公園内の茅葺きの草庵「日暮亭」で支部会を開きました。参加者は8名。小豆島町に転入された山田様(大48基)の参加に、皆さん、大喜び。近況報告など、話に花が咲きました。

昼食に辛子添えの白みそ仕立てのあん餅雑煮がついていて、雑煮談義も。香川県のあん餅雑煮は変わり種で有名で、あん餅雑煮うどんというメニューも生まれています。

食後は、公園の南湖で舟遊び。菅笠をかぶって和船に乗り、船頭さんの解説を聞きながら眺める庭園の紅葉も格別でした。南湖を望む「掬月亭」で一服のお茶を楽しみ、支部会を閉じました。残ってライトアップの紅葉を見ると意気込む方も。晩秋の穏やかな時間を共有できた一日でした。  (大16生 西山 淳子)



平成25年度

 香川支部会は今年の支部会を高松市南部に位置する法然寺の拝観と仏生山公園の散策として計画し、案内を発送しました。4月26日法然寺の山門に12人の皆さんが集まりました。

 法然上人が四国に流され、お住みになった遺跡であり、その後高松松平の菩提寺となった法然寺は高松空襲でも天災でも被害を免れて、たくさんの珍しい仏像を安置し、寺の内部もきちんと整備されていました。

 その後つつじのトンネルを抜けると仏生山公園が広がり小さな池と滝がありその向こうは広い芝生で、ところどころにつつじのカラフルな並木が続き、新緑の木々といっしょになってすがすがしい気持ちを満喫させてくれました。さわやかな風が吹き、好天に恵まれたことを感謝しました。

 その後和食の二蝶で昼食をとり、楽しいお喋りに花が咲き、親交を暖めました。

 帰りは築港まで二蝶の車で送ってくれ、サンフラワー通りを走りましたが、側道はハナミズキとつつじが満開で気持ちのいい一日を過ごしました。       (大15英 谷川 郁子) 

 

平成24年度

 

支部会報告

 7月1日東讃のさぬき市志度町で支部会を開きました。参加者は「面白そう」と来られた岡山支部のお二人を加えて12名。

 今回は香川の生んだ奇才、平賀源内の資料や作品を収めた源内記念館を訪ねました。

 1728年に志度浦に生まれた源内さんは、本草家、発明家、美術家、鉱山家など多方面に活躍した天下ごめんの自由人。館内では、源内さんが11歳のときに作ったからくり掛軸に挑戦して思わずニッコリ。鮮やかな釉の色合いの「源内焼」も素晴らしく、この日は「なんでも鑑定団」で300万円と評価された大鉢も鑑賞できました。夏場の売上げ不振に悩む鰻屋に「本日、土用丑の日」という宣伝を与え、うなぎを食べる風習をつくったのも源内さんとか。こうした笑える話を交えて高度な博物学の話をタップリと聞きながら展示を楽しみました。会食の後、生家と薬草園まで足を延ばして薬草茶の接待を受けました。園では、源内さんが刊行した「物類品隲」にある薬木・薬草を含め、百余種が植栽されており、身近な植物にも思わぬ効用があることを知りました。

 肝心の支部会は、近くの有形文化財の旬彩旅館の一室で、一年ぶりの顔合わせ。会食しながら、欠席の方も含めて近況報告をしました。85歳になられる鷹尾様(専21保)が、「体は不自由になっても気持ちは元気です。皆さんに逢って若返った思い」と。嬉しいお言葉です。皆さま、次回も元気でお会いいたしましょう。   

(大16生 西山 淳子)    


 香川支部会のご案内

 今回は、下記のように東讃のさぬき市志度に集い、郷土が生んだ天才「平賀源内」の足跡をたどる計画をたてました。博物学者として、科学者として、アーテイスト、あるいは文士としてマルチな顔をもつ源内の魅力にふれてみませんか。
 1年ぶりの支部同窓会です。初めての方もどうぞお気軽にお越し下さい。
日時  平成24年7月1日(日)  11:00~(15:30)
会場  平賀源内記念館  (☏087-894-1684)  さぬき市志度587-1
集合場所 「平賀源内記念館入口」に1050までにご参集下さい。
       高徳線志度駅より北東へ徒歩5~8分、
       琴電志度駅より徒歩4~6分。
会費  2,500円(食事代と記念館への入館料)
内容  ①       支部総会と懇親会(会食)
      記念館近くの旬彩旅館「以志や(電話087-894-0021)」で行います。
      「いしや」は有形文化財の趣ある旅館です。(素朴で古風すぎるかもしれませんが)
     ②       平賀源内記念館と源内旧邸の見学
      記念館では展示物の説明を受け、旧邸では薬草茶を飲み、
      源内焼を鑑賞します。両舘は550mほど離れています。
     ○源内記念館見学→支部会・会食→源内旧邸見学 の予定です。
締め切り 6月25日(月)
申込先 本部事務局にお問い合わせください。
※他支部の方のご参加も歓迎いたします。
(補)当日は香川の3大茶会といわれている「竹林上人の茶会」がある日で、記念館では「なんでも鑑定団」に出した源内焼の逸品が特別展示されています。自由散策として、志度寺参拝もどうぞ。なお、「竹林庵でのお茶席」は15時までですので、時間的に難しいかもしれません。