2019年度

 年に1回の例会を、今年は16名で7月3日千里阪急ホテルで開催。大先輩井田和子先生(大5生)に「昭和と平成の時代を生きて働いて」と題してお話を伺いました。基礎理学科の助教授でもあった先生にお話しをしていただきたいことは山ほどある中で、おのずから話は戦争の時代が中心となりました。「正しい情報が伝わらない中では、判断ミスが命を損なうこともあり、言われたとおりにしないと硬直した思考回路がとんでもないことを引き起こす」時代のお話を受けて、出席者一人ひとりが感想を述べ合い、「多感な時に殺伐とした時代を生きねばならなかった先輩たちの思いを、直接聞くことができた」と、平和への思いを新たに、年に一回の久闊を叙して、おだやかな刻を過ごすことができました。

            (大12国 紅谷 章子)

 

平成30年度

 年に1回の例会を「お話とランチ」で開催し、今年は619日に千里阪急ホテルで行いました。 

今年は多鹿和代(大22英)さんが、外務省の日本語教育支援チームに応募され、派遣された体験をもとにした、「インドネシアの学校と生活」と題してのお話を伺いました。多くの写真をパワーポイントにまとめた今風のやり方がわが支部でもはじめて登場しました。また、田鹿さんと同行の女子学生にも参加していただき、若いポジティブな感性でのお話が新鮮でした。多民族国家であるインドネシアと、悠揚たる国民性、生活に根ざしたイスラム信仰など、体験にもとづいたお話は、日頃の自分たちを触発するよい機会となりました。一年ぶりの再会をランチで楽しみながら、ひとときを過ごしました。

                     (大12国 紅谷章子)

 

平成29年度

 6月30日(金)、他支部からも参加を得て、21名で千里阪急ホテルにて例会を開きました。

 支部員で、歌人の大12英の浅野謹子(水沢遙子)さんのお話を伺いました。若い頃から長年ご活躍されていますが、水沢さんの新しい試み――万葉集女流歌人笠女郎の相聞歌を現代語の詩で表現――を私たちは創作過程を聞きながら、さらに新しい試み――その詩の作曲家による作曲、ギター伴奏とソプラノ歌唱の演奏をCDで鑑賞しました。その挑戦は静かにゆっくりと私たちの心にしみわたりました。それにしても年を経てなお、みずみずしい抒情を失わない水沢さんに感動。

 その後、お食事をしながら、なごやかなひとときを過ごし、来年の再会を約しました。             (大12国 紅谷 章子)

 

 

平成28年度

梅雨の晴間の71日(金)、千里阪急ホテルに他支部からの参加もいただいて、19名が集まり、豊中支部例会を開きました。

 今回は豊中在住の落語家笑福亭仁勇さんに来ていただき、落語とお話を伺いました。目の前で落語を聴かせていただくことも新鮮でしたが、あとのお話では童謡をテープで聴きながら、日本の昔からの童謡には「かあさん」が多く出てくるが、「とうさん」が、あまり登場しないのはなぜかという、仁勇さんご自身の問題提起がありました。結論はあえておっしゃらず、ユーモアとペーソスにあふれた含蓄のあるお話に、ひさしぶりに童謡を聴いたなつかしさとともに、一人ひとりの胸のなかで、考えさせられるものがありました。

 

 その後、仁勇さんを囲んでお食事をしながら、参加者一同なごやかに交流を深める楽しいひとときを持ちました。        (大12国  紅谷 章子)

 

平成27年度

支部会報告

 73()千里阪急ホテル2階ボナージュのサンシャインテラスにて、参加者20名で支部例会を開催いたしました。

今回は、パーソナルカラー・イメージアナリスト、一級色彩コーディネーターとして多方面にご活躍の田中靖子氏をお招きいたしました。

 色彩に関する楽しく役に立つお話、そして実際に似合う色を見つけるパーソナルカラー診断をしていただきました。診断は当初時間の都合上数名の方の予定でしたが、田中先生の御厚意で希望者全員が診断をしていただくことができました。

 また例会参加者の紅谷章子さん(12)より、今春に上梓されました『戦地からの手紙-父と日中戦争-』のご紹介をいただき、盛り沢山の例会となりました。

           (54人 宮村 知加子)

 

支部例会のお報せ

  日時:73() 1130分~1430

       講演   1130分~1230

          『カラーコーディネート・パーソナルカラー診断』

           講師:田中靖子氏

       会食 1230分~1430

  場所:千里阪急ホテル2階 「サンシャインテラス」

  会費:4000


   お申込み先等は本部事務局にお問い合わせください。

 支部会員以外の方のご参加も歓迎いたします。



平成26年度

 6月24日(火)、千里阪急ホテル2階ボナージュのサンシャインテラスにて豊中支部例会を開催しました。

梅雨時とは思えない晴れ間に恵まれ、参加者16名で楽しいひとときを過ごすことができました。

今回は、朝日放送第1期アナウンサーでいらっしゃった西阪神(西宮・芦屋・宝塚)支部の紅野芙美子(こうのふみこ)氏(専23国)をお招きし、藤沢周平さん作「夜の道」の朗読をお聞かせいただきました。臨場感あふれる素晴らしい朗読で、参加者一同が感情移入をして聞き入りました。

 お食事の時も引き続き紅野氏にご臨席いただき、朗読の感動の余韻に浸りながら、ご参加の皆さんのお話も弾み、和やかでとても有意義な例会となりました。   (大54人 宮村知加子)

 

 

平成25年度

 支部会報告

 7月1日(月)、千里阪急ホテルに、他支部からも含めて21名が集まった。今回は、季刊誌『大阪春秋』の「おおさかの女」シリーズを担当されている泉耿子氏(大4社)に、「印象に残った大阪の女」について講演いただいた。

 大阪を代表する女流作家の岡部伊都子さんと田辺聖子さん。ほぼ同世代のお二人ではあるが、生き方は対照的で、病弱で男尊女卑の世間と闘い続けた岡部さんは、「自分の意志で生きることのできる幸せ」をかみしめるように話されたそうだ。「かもかのおっちゃん」と晩酌を楽しまれたお聖さん。「結婚したんは、新しいネタでも拾われへんか思うて」と、裏話をご披露なさったとか。

朝ドラのモデルになったデザイナーの小篠綾子さん。娘のコシノ三姉妹にとってはエネルギーの原動力であり、「大阪の女」にふさわしい肝っ玉母さんである。

関西初の女性弁護士佐々木静子さんは、『八海事件』の弁護を担当、冤罪を立証した。数々の冤罪事件で無罪を勝ち取る一方、男女平等の確立や、国際交流に貢献され、社会正義のために尽力された。

大阪商人の才覚を見たのは、立川文庫を創った日吉屋お敬。講談の『猿飛佐助』等を文章に書き起こし、奉公人が携帯しやすい文庫本として発売。爆発的に売れたそうだ。

いずれも、強い信念と情熱と夢で、自分の人生を切り開いてこられた方々であった。

私達も、心の片隅に忘れていた「自分の夢」を思い起こした。すっかり忘れていたけれど、「夢か、ええなあ・・・」

(大18生 栄原 道子)

 

 

 支部例会のお知らせ

 大阪駅の北ヤードには、巨大ビル群の「グランフロント大阪」が、また阿倍野近鉄百貨店は、高さ300m全面ガラス張りの「あべのハルカス」として再生するなど、いま大阪は大きく変貌を遂げようとしています。しかし文楽などの伝統に根付いた文化を頑なに守っているのも、また大阪の良さでしょうか。

 今年は、泉耿子氏(大4社)に、お話いただきます。泉さんは、長らく大阪家裁の調停委員として活躍される一方、季刊誌『大阪春秋』の編集にも携わってこられ、その間、『大阪春秋』や税務月刊誌『コントロール』に連載執筆された「おおさかの女」や「大阪歴史散歩」に登場した ≪飛びきりユニークな生き方をした大阪の女性たち≫ について、語っていただきます。 

1 日 時:  7月1日(月) 11時30分~14時30分

            講 演    11時30分~12時30分

            会 食   12時30分~14時30分

2 場 所:  千里阪急ホテル  2階 サンシャインテラス

3 テーマ:  ~印象に残った「おおさかの女」~

4 講 師:  泉耿子氏(大4社) 『大阪春秋』編集委員

                  大阪家庭少年友の会副理事長

5 会 費:  4000円

6  お申込み:6月21日までに斐文会本部へ

※他支部の方も歓迎いたします。